サイモント

去年の春先、ちいさなクモが家の中の観葉植物に巣をはった。
その巣は本当にクモなんかな?と疑うほど下手で、びろーんと下に垂れたり、
毛玉みたいなものがいろんな植物にくっいたりしていた。

いろんな場所に巣をはっては、のけられ、のイタチごっこになるので、
ある日、「この植物にはるのはオッケー!他の所にはったらのけるよ。」
とお願いしてみた。

嘘みたいだけれど、それ以来その植物にしか巣をはらなくなった。

相変わらず、もじゃもじゃの巣だけれど、可愛らしくて、
サイモントという名前をつけた。

葉水をすると、ひゃあ!となり、夏には巣づくりもまぁまぁ上手になっていた。

秋の終わりになると虫が減って寒くなってきたせいか、動きがにぶくなってきた。
上手になったとは言え、この巣じゃあ餌をとるのはきびしいだろうなぁ。

冬が始まる頃、いよいよ不安になった私は旦那に相談すると、
もう、生餌作戦しかない!ということになり、
家族総出で外の壁にくっついた小さな虫を捕まえては巣にひっつけるという
恐ろしいことをしていた。

年が明けて、その餌も食べなくなり
サイモントは小さくなって巣にくるまって息をひきとった。

サイモントの亡骸はその観葉植物の中に埋めて、巣はそのままにして、
この植物をもっともっと可愛がろうと思った。

今年も、春の気配がやってきた。
サイモントの植物は元気になって、
サイモントみたいに足を大きく広げた新しい芽を出した。
今度は大きくなったね、と話しかけてみる。

2022年4月1日

ボタン

ボタンが好き。

小さい頃から、おばあちゃんの裁縫箱をよくのぞいていた。

大人になってからも変わらずに、可愛いものを見ると買ってしまう。

貝でできたもの、蝋でできたもの、木でできたもの、
素材もいろいろで面白い。

古いボタンは、どんな洋服についていたのだろう、とか、
どんな人の思い出があるんだろう、とか、その時代や場所のことを想ってワクワクしたりする。

丁寧に絵が描かれたものは、小さな世界をとじこめたみたい。

お気に入りのボタンたち

2022年2月23日

仲良しの木

はじめて私が木と友だちになったのは、小学校1年生の時に担任の先生が「仲良しの木」をみつけましょう。
という授業をしてくれたからだったと思う。

私が通っていた小学校は森の中にあって、緑の多い学校だった。
私は1年目にイチョウの木と仲良くなり、二年目にクロガネモチの木と仲良くなった。

小学校にいた間、その木とは親友みたいに話をして、卒業してからも時々会いたくなるとこっそりと会いに行っていた。
それ以来、いろんな場所で人と同じくらい木とも素敵な出会いをして、
よく行く場所であれば、散歩がてらに、話をしに行き、
遠い場所で出会ったなら、また来るね、と約束して、それを理由に旅行に行ったり。

家族の付き添いで行った暗い病院で大丈夫と寄り添ってくれたパキラ、
下の子の名前を考えていた時、相談にのってくれた大きな楠。
沖縄で出会った人懐っこくて自由奔放なガジュマルの木。

言い出したらきりがないほど、可愛い友達たち。

今日もあの場所で立っている。
それが、私の支えになってくれる。
木は人の耳には聞こえないけど、同じ根っこでつながってるんかな?くらい広い世界のことを知っていて、
不便なのは動ける人間の方かもね、とさえ思ってしまう。

最近仲良くなった、楠。


一目みて、よく来たねと言ってくれた。

生まれ変わるなら木になりたいなぁ。

2022年2月22日

豆ごはんの炊き方

豆を入れる

炊く

食べる

2022年2月22日

谷デザインさん

いつもお仕事を頂いている「谷デザイン」さん。

富山県にあるデザイン会社さんで、いつもとっても素敵なデザインがやってくる。
すごいなぁーーお会いしてみたいなぁ。とZOOMをしている声をこっそりと影で聞いている私(笑)

岡山にお仕事があって、家族で香川にも寄ってもらえるらしいけど…と聞いた私は
「え!?お会いできるの!!!」
ウキウキウキ。

しかし、わんこを連れていくのか…

そして、緊張していた私はいろいろと聞きたいことがあったのに、
気が付いたらウナギイヌの話をしている…

あぁ、描いている日本画を見せてくださいって言いたかったのに。とか、
彫刻家のおじいちゃんの妄想を膨らませている間に、あっと言う間に時間は過ぎてしまっていた。

それでも、想像していた通り、やはり素敵なご夫婦で、
初めてとは思えないくらい気さくにお話しして頂いた。
そして、私の野心にも火をつけて頂き、年始からごうごうと心が燃えて来たーーー!

素敵な出会いに感謝。

今度はナナちゃんに会いに行きたいなぁ。
スキーを教えてほしいなぁ。
雪のかまくらをみんなでつくりたいなぁ。

また一つ楽しみが増えた。

2022年1月15日